研究概要

RESEARCH 植物の運動機構と進化(3)トリガープラントの早い快復力

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トリガープラント属 Stylidium は、オーストラリアで適応放散し、約300 種が知られる。花粉媒介昆虫が花に接触すると、雄蕊と雌蕊が癒合した座禅の警策のような器官(雌蕊雄蕊複合体)がパチンと昆虫の背中に向けて動き、花粉を着けたり、付いている花粉を受け取ったりする。雌蕊雄蕊複合体は数分かけて元の位置へと戻る。ところが、Stylidium schyzanthum の雌蕊雄蕊複合体はわずか数秒で雌蕊雄蕊複合体が元の位置へ戻り運動できるようになる。このような早い快復力はどんな機構によるのだろうか。これがわかれば、植物も繰り返し何度も早い運動ができるようになるかもしれない。

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